チャレンジドピアノコンサート

チャレンジドピアノコンサート

チャレンジドピアノコンサート 演奏者一覧

鈴木 凜太朗
鈴木 凜太朗(すずき りんたろう)

兵庫県伊丹市在住、27歳。ダウン症で重度の知的障害があり、右手首より先は生まれつき欠損している。

伊丹市立障害者福祉センター・アイ愛センターの喫茶コーナー「茶房はこべ」で働く陽気なウェイター。心臓や腸など数度の手術を経たのち、7歳より片手でのエレクトーン、11歳より両手でのピアノ演奏を習うが、5分程度の曲になると、習得に2年を要する。

国際障害者ピアノフェスティバル出場2度。現在は就労と各地でのピアノ演奏の両立に多忙な日々を送る。2014年10月、台湾の㈶周大観文教基金会より第17回全球熱愛生命奨章。

鈴木 凛太郎 公式WEBサイト

川嶋 絢
川嶋 絢(かわしま あや)

津山市在住。27歳。ダウン症。美作高校通信制課程卒業。保育園の鍵盤ハーモニカ演奏が機となり、ピアノを習い始めました。

17歳の時、初めて障がい者ピアニストのコンサートに参加。以来、カナダ、オーストリア、台湾などの国際大会に参加。国内でも各地で開かれるコンサートに定期的に参加しています。今年の2月には2016年秋と同じく、台湾での台日友好コンサートに宙への奏でメンバーと参加。

低身長に加え、5歳時ぐらいの手の大きさのため、弾きたい曲が弾けない悩みがありましたが、最近は大好きな日本の唱歌を優しい音で弾けるよう練習に励んでいます。

普段はコンサートの合間に、自宅近くのカフェで月3回のランチコンサートの活動を軸に、地域の小学校、病院、老人施設などでの演奏をライフワークとしています。

小柳 拓人
小柳 拓人(こやなぎ たくと)

東京都在住、24才、特別支援学校卒業。自閉症のピアニストとして年間40回を超える演奏活動を行う。幼少時、大変多動で言葉の遅れもあった中、唯一音楽に反応したことから、5才よりピアノをはじめる。

国際障害者ピアノフェスティバル金賞、ピョンチャンスペシャルミュージックフェスティバル第1位、自閉症才能コンテスト2年連続受賞で殿堂入り。NHKTVでも紹介され、海外5か国11都市で演奏。

母と共にこれまでの歩みをお話と演奏でたどる「特異を得意にかえて」講演&コンサートは各地で好評。ピアノ技能を日本語ワープロ検定1級取得、就労へとつなげ、現在PCデータ入力の仕事で会社員7年目。

岩﨑 花奈絵
岩﨑 花奈絵(いわさき かなえ)

東京都練馬区在住、25歳。妊娠8ヶ月の早産により1,392gの極低出生体重児として出生。その後遺症で脳性麻痺となり、四肢体幹機能に障害がある(身障1級)。姉の影響で、小1の時よりピアノを習い始める。当初は姉と、現在は母と連弾。主に右手人差し指一本でメロディーを弾く。

2005年「第1回ピアノパラリンピック」(横浜)に出演。2007年「ピアノパラリンピックデモンストレーションコンサートin NY」に参加、国連とカーネギーホールで演奏。2009年バンクーバー、2012年台湾で演奏。2013年「第3回国際障害者ピアノフェスティバルin Wien」に参加、特別聴衆賞を受賞。2014年11月JASRAC音楽文化賞受賞。2015年3月国立音楽院を卒業。2018年1月、初のソロCD「一輪の花」を発売。

夢は、「障害が重くてもピアノを楽しめる。」ということを世界中の人にアピールすること。

月足 さおり
月足 さおり(つきあし さおり)

昭和音楽大学ディプロマコースを首席で卒業。昭和音楽大学学長賞を受賞。国際芸術連盟新人オーディション合格。全日本マスターズピアノコンクール入賞。

東京都内を中心に、コンサート活動をはじめる。その後、地元熊本県で後進の指導にあたる他、県内外で多数コンサートに出演。「いのちの音色を響かせたい」をタイトルに、各地で講演もおこなっている。

2005年、NHK番組「きらっといきる」をはじめ、テレビにも出演。2013年、オーストリア、ウィーンで開催された「国際障害者ピアノフェスティバル」に於いて、課題曲、自由曲の両部門で金賞を受賞。熊本県知事表彰、あさぎり町民栄誉賞受賞。

2017年9月、台湾の周大観基金会による「第20回Global Love of Lives Award(命のノーベル賞と称される)」受賞。

小林 淳一
小林 淳一(こばやし じゅんいち)

先天性感音性難聴、聴力100デシベル以上(健常者レベル:0~20デシベル)のため、1歳より日常・演奏時では両耳に補聴器を装用している。

「彼の内耳の中の振動を感じ取る機能が正常者以上に極めて優れており、彼の指先と足先には“類い稀な耳”がある」(東京都港区虎の門病院耳鼻咽喉科部長・熊川孝三医師談)

2013年、ウィーンで開催された第3回国際障がい者ピアノフェスティバルにて聴覚障がい部門の金賞を受賞。

アライタケヒト
【特別ゲスト】アライタケヒト

やわらかくあたたかな存在感で魅了するソロのほか、さまざまな楽器とのデュオ・トリオ・バンド参加、サーカスパフォーマーや大道芸人との共演などあらゆる演奏形態でアコーディオンの可能性を広げ、キャラクターとしてのセンスを発揮する。

陽気で切なく、きれいで悲しい、どこか遠い物語の世界を想像させるようなアコーディオン特有の雰囲気を作品に反映させ、観客とともに音楽を楽しむというスタンスで行うパフォーマンスは楽しさとやさしさとぬくもりに満ちている。

2016年より平成音楽大学講師。2018年よりJR九州「ななつ星in九州」での演奏者を務める